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湯元 勇駒荘

住所 上川郡東川町勇駒別旭岳温泉
TEL 0166-97-2101
チェックイン 15時・チェックアウト翌10時
日帰り入浴(神々の湯) 受付は12時〜19時(営業は20時まで)・(ユコマンの湯・シコロの湯)受付は13時〜16時(営業は17時まで)
料金 神々の湯は大人800円・子供(小学生)350円・小学生未満無料。ユコマンの湯・シコロの湯は大人1500円。(別料金となっていて日帰り入浴は神々の湯となっている)
駐車場 有無料

湯元 湧駒荘

東川町

上川の由来は、アイヌ語の「ペニ・ウングル・コタン」(川上の人々の集落)を意訳したもの。
東川町の由来は、忠別川のアイヌ語名「チュプペツ」(日の出る川)を意訳してついたもので、旭川と同語源である。
旭岳温泉の由来は、アイヌ語で「ユコマンベツ」、(湯に向かう川)と呼ばれており、1982(昭和57)年、勇駒別温泉から旭岳温泉に改名する。
大雪山の主峰である旭岳の麓にある温泉で、大雪山の表玄関でもあり、特に高山植物の開花のシーズンと紅葉のシーズンは大変混雑する。
旭川空港から約1時間ほど。東川町市街地から道道1160号旭川旭岳温泉線を約29.5kmほどに湯元 湧駒荘の入り口がある。

旭岳温泉街にある湧駒荘は、旭岳温泉発祥の老舗旅館でもあるが、1997(平成9)年に鉄筋コンクリートの建築に建て替えられ、大雪山の自然を満喫出来る温泉リゾートホテルだ。
玄関ロビーも広く、入るとすぐ目に付くのが石造りの暖炉があるラウンジ。普段なかなか味わえない空間でくつろぐ贅沢な時間。この暖炉は改築の際に出た石をスタッフ達が自ら石を積み上げたものだという。ロビーの照明は若干暗めになっていて心が安らぐ演出も忘れていない。
客室は、和室は8畳(1〜2人用)から最大10人が泊まれる21畳の和室と、洋室はシングルから山小屋ツインまで合せて30室。 お食事処レストラン「大雪」では、ボリュームたっぷりのフルコースで旬の素材に工夫を凝らした料理が人気だ。湧駒荘の料理長を務めてきた竹内崇氏は2017(平成29)年6月から二代目社長に就任している。


ここ勇駒荘には5種類の温泉がある。泉質 硫酸塩泉、マグネシウム−硫酸塩泉(旧泉質名は正苦味泉)、炭酸水素塩泉、ナトリウム−硫酸塩泉(旧泉質名は芒硝泉)、ナトリウム・カルシウム−塩化物・炭酸水素塩・硫酸塩泉(旧泉質名は石膏泉)。
全て敷地内にある源泉から湧き出たそのままを浴槽に注ぎ込んでいる。冬期間は厳寒の旭岳の麓の為若干加温しているが、それ以外全ての浴槽に「加水」「加温」を行わない源泉かけ流しだ。
湧駒荘には、日本でも極めて珍しい正苦味泉(目薬の湯)がある。「傷の湯」「脳卒中の湯」とも言われ、高血圧症や動脈硬化の予防に良く、後遺症の改善にも良いとされ、無色透明無臭で、特有の苦味がある。
別館には、日帰り入浴施設「神々の湯」があり、宿泊者は無料で夜中も入れるようである。とにかく天井が高く開放感のある作りとなっている。床には大雪山の鉄平石(安山岩の板状節理がよく発達したもので、火山活動によって形成され建築用の内・外装用石材)を敷き詰めた床がなんともいい感じだ。ここには「正苦味泉」と「芒硝泉」がある。本館のユコマンの湯、シコロの湯は21時に男性、女性入れ替えとなるが今回は訪問していないので割愛する。
別館にも「正苦味泉」の「目薬の湯」(窓側の浴槽)があり、どちらの浴槽も木で出来ておりなんとも味わい深い雰囲気だろうか。私が行ったときは時間も早かったため一番風呂を頂きました。まだお湯が張り切らない状態ではありましたがとても満足。奥の「正苦味泉」はぬるめでゆっくりと入って居られて個人的にはかなり好み(あまり熱いのは苦手)でした。大きな窓の外にも露天風呂があり「芒硝泉」が掛け流されていた。無料アメニティとしてリンスインシャンプー・ボディソープがついている。

芒硝泉の泉質は、ナトリウム・マグネシウム・カルシウム−硫酸塩・炭酸水素塩泉・塩化物 (低調性中性高温泉)(旧泉質名は芒硝泉)で、源泉温度42度、PH6.3、湧出量毎分45リットル(自然湧出)となっていて、この芒硝泉が湧駒荘の「元湯」になっている。
適応症、神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、うちみ、くじき、慢性消化器病、痔疾、冷え性、疲労回復気、疲労回復、健康増進、切り傷、火傷、慢性皮膚病、虚弱児童、慢性婦人病、動脈硬化症など。
正苦味泉の泉質は、マグネシウム・カルシウム・ナトリウム−硫酸塩・塩化物・炭酸水素塩泉(低調性中性高温泉)(旧泉質名は正苦味泉)で、源泉温度44.5度、PH6.6、湧出量毎分60リットル(自然湧出)となっている。
適応症、神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、うちみ、くじき、慢性消化器病、痔疾、冷え性、疲労回復気、疲労回復、健康増進、切り傷、火傷、慢性皮膚病、虚弱児童、慢性婦人病、動脈硬化症など。

湯元湧駒荘の横(勇駒別川側)に「神泉の湧水」がある。
湧駒莊敷地内に「神泉」取水場を設けているのでマナーは守ってほしい。「水質検査表」も掲示してあるので安心して飲むことが出来る。
この湧き水は、1914(大正3)年、阿久津啓吉が勇駒別温泉(現・旭岳温泉)を発見した当時から湧き続ける湧水で、大雪山の名水を手軽に味わえる場所として知られ、湧駒荘では湧駒水と呼ばれ、館内の水は全てこの湧駒水でまかない、料理に使用する水も全て湧駒水で調理を行うこだわりよう。
この地下水は、北海道の屋根でもある大雪山連峰旭岳からの雪融け水が大地にしみ込み、長い年月をかけて湧き出したもので、大雪旭岳源水と同様に、その水を汲むために沢山の人が訪れる。

1914(大正3)年、阿久津啓吉が勇駒別温泉(現・旭岳温泉)発見する。
1916(大正5)年、勇駒別温泉に阿久津啓吉が湯小屋を建設する。
昭和初期、ホウ酸が湯の成分に含まれていたことから「目薬の湯」として有名になる。
1932(昭和7)年、小西清作が深い竹薮にあったため「竹藪温泉」(現・旭岳温泉)と名付け造林夫の憩いの場として使われる。天人峡神社建立。湯駒別神社建立。
1934(昭和9)年、大雪山が国立公園になる。
1950(昭和25)年、湯宿を建設し、湧駒荘と命名する。
1951(昭和26)年、羽衣の滝が北海道名勝記念物に指定される。勇駒別(旭岳温泉)まで道路開削工事開始。
1955(昭和30)年、勇駒別温泉道路開通。旭川より勇駒別まで定期バスの運行が開始する。
1961(昭和36)年、冬期間バスの運行開始する。
1982(昭和57)年、湯駒別温泉を旭岳温泉に改称する。
1997(平成9)年、建物を改築する。
2007(平成19)年、戦前に建築された木造建屋を改修し、「神々の湯」完成する。
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