枝幸かにまつり

住所　枝幸郡枝幸町ウスタイベ千畳岩
開催期間　毎年7月上旬

枝幸町観光協会

枝幸（えさし）町の由来は、アイヌ語の「エサウシ」（岬）から。2006（平成18）年3月20日旧枝幸町と旧歌登町が合併し、現在の枝幸町となった。
ウスタイベとはアイヌ語で「ウシタイペ」（入江の林の川）｣の意。ウスタイベ千畳岩は、北オホーツク道立自然公園 に位置し、一面に畳を敷きつめたような独特なブロック状の黒色または暗褐色のガラス質安山岩が波打ち際まで広がっている。この地形はマグマが地表に噴出しないで、地下で固結した貫入岩体となっている。節理と流理構造がほぼ水平に発達しているためこのような奇景を生んでいる。ちなみに枝幸町は毛ガニ水上げ量日本一の町でもある。
お祭り当日は、国道238号線を枝幸町北浜町交差点から約1.2ｋｍほどに警備員がいるので指示に従うといいだろう。

毎年7月第1日曜日（土曜日は前夜祭）に開催されるかにまつりは、日本一の毛がに水揚げ量を誇る、枝幸町の安くて新鮮なカニや海の幸を存分に楽しめる一大イベントである。全国から約2万人以上の観光客が訪れている。
北海道では、秋にかけて旬を迎える食べ物が多い中、一方で枝幸町の毛ガニは春が旬！！流氷が去ると、カニシーズン到来である。
ちなみに道内にはもうひとつ「えさし」と読む地名があり、南を函館江差、北を北見枝幸と呼び分けている。紋別・門別と一緒である。


日曜日の本祭では、祭り開催前に千畳岩沖合いにて大漁旗を掲げ、千畳岩沖を水しぶきを上げながら疾走する漁船パレードは圧巻だった。あいにくの雨だったのが非常に残念である。



会場では、各ブースにて枝幸の特産や名産品である毛蟹の特売・タラバ・ズワイ・ホタテ・ツブなどもあわせて販売されているがとくかく「カニづくし」の催しが目白押しで、その中でもかに汁は一番の人気メニューでもある。他にもかにめしやホタテめしなどもある。

イベントも大人気で今では抽選で当らないとイベントに参加できないほどの盛況ぶり、数百人を超える参加希望の中から選ばれた15名が、丸ごと1パイのかに早食いを競う「元祖かに早食いコンテスト」（個人戦）や毛蟹があたる抽選会、歌謡ショーやYOSAKOIチーム「夢想漣えさし」の踊りも祭りを盛り上げる。
今回私が行ったときは雨で千畳太鼓は見ることが出来なかった。とても残念である。