夫婦松住所 上川郡下川町一の橋しもかわ観光協会 上川の由来は、アイヌ語の「ペニ・ウングル・コタン」(川上の人々の集落)を訳したものである。 下川町の由来は、アイヌ語で名寄川支流パンケ川の沿岸を「パンケ・ヌカナン」(川下の・ヌカナン川)と称していたことから、意訳して「下川」とする。 一の橋の由来は、下川市街より興部までの仮定県道(現・国道239号)の開削は、1903(明治36)年に行われ、名寄川に3本の橋が架設され、最上流の橋が「一の橋」である。由来も、名寄川にかかる最上流の橋「一の橋」に由来する。一の橋市街地と幸成からなる。 下川町市街地から国道239号線を興部方向に約11.3kmほどの一の橋市街地右手に小さな看板があるので右折し、約100mほど右手。 古くは然別(しかりべつ)と呼ばれ、1903(明治36)年、シカリベツ駅逓が開設され付近に商店が出来る。 1905(明治38)年、2月シカリベツ駅逓を一の橋駅逓に改称する。 1907(明治40)年、一の橋に村上貞次郎入植する。 1920(大正9)年、10月名寄本線の、下川〜上興部間の鉄道が開通し、一ノ橋・上興部の各駅を新設する。一ノ橋駅の開設以降小市街を形成した。鉄道開通に伴い駅逓は廃止される。 その後、一の橋営林署を中心に木工場などが集積したが、鉄道、営林署の廃止により衰退した。 国道239号沿いに交番があり、道路をはさんでバス停がある。ここにはレプリカの駅名標が設置されているので分かりやすいだろう。 一ノ橋駅は、北海道旅客鉄道(JR北海道)名寄本線の駅跡(廃駅)で、廃線に伴い1989(平成元)年5月1日に廃駅となり現在は、集落のコミュニティセンターとなっている。 この敷地内に、夫婦松と呼ばれる、2本寄りそった松がある。 この夫婦松は、1920(大正9)年に植樹され「一ノ橋駅開業記念樹」として存在し、樹齢100年以上と推測されている木だそうだ。 |