北海道応援サイト!がんばれ北海道!!

十勝岳爆発記念の碑

住所 上川郡美瑛町白金

社団法人 美瑛観光協会

びえい白金温泉観光協会

美瑛の由来は、アイヌ語の「ピイェ」より転訛したもので「油ぎった川、濁った川」という意味。
どの土地を掘っても濁り水が出たことに由来するそうで、開拓者が「ビエイ」と訛って呼んでいたものに「美しく、明朗で王者の如し」という意味の「美瑛」の漢字があてられた。
白金温泉から道道966号十勝岳温泉美瑛線を望岳台に向かい5kmほど車で走ると標高930mのビューポイントがある。
眺望が自慢のポイントで美瑛や遠くは旭川まで見ることも出来る。
望岳台は十勝岳登山の拠点にもなっており、学生から年配まで、広い年代の方々が登山に挑んでいる。
十勝岳は、1926(大正15)年5月以来噴火が無かったが、1962(昭和37)年6月29日夜、突如として噴火活動が起り、大爆発を起した。
この爆発により、硫黄採掘していた磯部鉱業所の宿舎に宿泊していた気象台技官2名、磯部鉱業所鉱員14名が避難中に、5名が火山弾の直撃を受けて死亡した。
犠牲となった5名の慰霊と、山岳無縁物故者の霊を慰むとして、美瑛町が町費20万円を拠出し建立した碑である。
除幕式は、1963(昭和38)年8月8日関係者多数の参列する中で、犠牲になった「故高橋倫照氏」の遺児、長女照子さんの手により碑の除幕が行なわれ、40羽の鳩が、五人の犠牲者を慰めるように大空に飛びたっていった。
建立の場所は、美瑛町十勝岳望岳台の入口にある。
裏には、見えずらいが銘が書かれている。


昭和三十八年八月八日この碑を建立するに当り
当時殉難の五氏を悼むと共に
山岳無縁物故者の霊を慰む。
児玉豊、菅原隆夫、井上清、小野寺庄一、高橋倫照
1963(昭和38)年、8月8日に建立された。

道道966号十勝岳温泉美瑛線とは、空知郡上富良野町と上川郡美瑛町を結ぶ一般道道で、総距離は32.9km。

大きな地図で見る
Copyright (C) がんばれ北海道 All Rights Reserved.
inserted by FC2 system