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フラワーランドかみふらの

住所 空知郡上富良野町西5線北27号
TEL 0167-45-9480
営業時間 1月〜2月、休園   3月、9時〜16時
営業時間 4月〜5月、9時〜17時   6月〜8月、9時〜18時
営業時間 9月〜11月、9時〜17時   12月、9時〜16時

かみふらの十勝岳観光協会

フラワーランドかみふらの

国道237号線から町道に入り約1.5kmほど、以前は入場料が徴収されていたが、2012(平成24)年から園内は無料となった。
フラワーランドは、総面積15万m2の敷地で、雄大な十勝岳連峰を背景に、6月〜9月にかけ広大な花畑に色とりどりの花が咲き誇り美しい風景を楽しめる。


トラクターバスが人気で、花と北海道の大自然を堪能することができ、各種体験も色々あるのでチェックしてほしい。
トラクターバス
運行期間 6月中旬〜9月くらい(花の時期によって、周るコースが異なる)
料金 大人300円 子供100円
アートガーデンや園内を一望できる展望台、レストラン、直売場、おみやげ店がある。


富良野平原開拓発祥之地が草分地区にあり、草分地区を見渡せるこの地フラワーランドにシンボルとして楡の木を植栽して碑文を建立している。

<伝承の楡>
 富良野盆地の開拓発祥の地は十勝岳連峰を中心として左に大雪山、
右に夕張岳連峰と三方を山並みに囲まれた上富良野町草分地区である
 明治三十年四月十二日、田中常次郎氏を団長とする三重県人団体が
入植第一夜を楡の木の下で野宿したことに始まる。三重団体は上富
良野だけでなく、上川管内空知全部を開拓発祥の地草分とし、現在
一市四町村にまたがっている。
 人跡未踏の地に開拓の鍬を打ち込んで以来忘れることのできない
ことは十勝岳の三回にわたる大爆発である。特に大正十五年五月二
十四日の大爆発は美田美圃を一瞬のうちに泥流の海と化し百四十四
人の尊い人命を失う大惨事となった。
 苦節三十年の結晶である水田五百ヘクタール、畑三百ヘクタールを失
い、被災戸数も百五十戸に及んだが、その後大正末期、昭和初期にわ
たって災害復興という形で過去に例のない二度目の苛酷な開拓が進
められていった。
 かつて村民のシンボルだった楡の木も爆発とともに枯れたが、昭和
二十一年四月十二日の開拓記念日に憩いの楡として記念碑が建てられた。
 当時を偲ぶとき、その惨状から時の指導者は離村か復興か思い悩ん
だと思う。
 胸に去来したものは遠い三重県の地から北海道開発に賭けた壮大
な夢とロマン、原生林が生い茂る大地を血と汗で苛酷な大自然との
斗いに耐え抜いた不屈の精神の証しを一瞬にして失うことだった。
 そして、進取憂国の士で知られる蝦夷地探検で有名な松浦武四郎、入
植者団長田中常次郎の血を受け継いだ当時の古田貞次郎村長は三重
県人として脈々と流れる旺盛な開拓魂で第二の故郷として命をかけ
、万感を胸に憩いと安らぎを求めた草分地区を見捨てることはでき
なかった。
 これは私達現在に生きる者が決して忘れてはならない歴史的事実
であり、私共は地域の住民として先人に心から敬意を表したい。
 以来九十有余年、我が町は農業の町として発展、泥流地帯も完全復
興を遂げた。美田美圃、産業の基軸として発展し四季を通して景勝の
地富良野盆地は年間何百万人の観光客が訪れ、全国にその名を知ら
れるようになった。
 過去を顧み、将来を展望するためにも、郷土愛を継承し、高揚するた
め今日に至った過程を後世に伝承することは現在に生きる者の義務
であると考える。
 由緒ある富良野平原開拓発祥の地、草分地区を見渡せるこの地フ
ラワーランドにシンボルとして楡の木を植栽して先人の遺徳を偲び
我が町の文化遺産として追慕し、憩いの楡を再生し郷土の輝かしい
歴史を後世に伝承したい。
 そしてなによりも自らの胸に開拓者精神を新たにし、先人が選んだ
豊かなる大地、上富良野の町を21世紀を目指して我が国農業の
最大の発信基地としての役割を果たすことを最大の使命と考え、我
が心に刻むものとする。
平成四年四月十二日
有限会社 フラワーランドかみふらの
創立者 伊藤孝司 加藤幸正 


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