吹上温泉保養センター白銀荘住所 空知郡上富良野町吹上TEL 0167-45-4126 営業時間 10時〜22時(受付は21時まで) 定休日 不定休 入浴料 大人600円 中・高生400円 小学生200円 駐車場 無料 かみふらの十勝岳観光協会 白銀荘は、大雪山国立公園十勝岳連峰の中腹にあり、大自然に囲まれた静かな温泉地。 内風呂には、ヒバの浴槽、打たせ湯、サウナ室、岩風呂、男女それぞれ4つの露天風呂がある。 宿泊は自炊専用で、調理器具や食器は備え付けのものを利用できるが、食材や調味料・箸などは持参すること。 泉質 酸性ナトリウム・カルシウム塩化物・硫酸塩泉 源泉温度 1号は42.9℃ 2号は48.6℃。PH3.0。 効能 慢性皮膚病・神経痛・リウマチ・五十肩・慢性婦人病など。 十勝岳の硫黄は早くから注目され、1897(明治30)年以降には開発が始まる。 十勝岳山腹から湧出する温泉は、硫黄鉱開発と関わりながら開拓期もかなり早い時期に発見されていたことは間違いないが、起源は分からないそうだ。 1902(明治35)年、発行された『上川便覧』には、ヌッカコシ温泉という名の温泉が紹介されているが、現在の翁温泉、吹上温泉と関係があったかまではわからないという。 1937(昭和12)年発行の「北海道温泉地案内」によれば「明治三十五年の発見にかヽり、三十九年頃より中川某氏に経営され」とあるそうだ。 1919(大正8)年、飛沢清治が私財を投じて、吹上温泉までの道路を建設に着手。 1921(大正10)年前後、吹上温泉(中川温泉)の経営者は中川三郎である。 当時の交通は馬車と駄馬の便があった。 1922(大正11)年、11月18日飛沢清治に経営が代わった。 1924(大正13)年、7月長谷川零餘子の句碑(旧十勝岳吹上温泉玄関横に)建立。 1926(大正15)年、5月24日十勝岳大爆発により大規模な泥流が発生し、上富良野・美瑛・中富良野各村に甚大な被害を与える。吹上温泉は被害を受けなかった。 1927(昭和元)年、8月飛沢清治の経営する吹上温泉宿が硫黄山駅逓所になる。取扱人に飛沢辰己となり、官馬3頭が貸し付けられた。 1932(昭和7)年、山本一郎、西谷元右エ門、吉田吉之輔など有力者と約100名が出資し、吹上温泉は株式会社になった。 1933(昭和8)年、2月、吹上温泉の近くに白銀荘(ヒュッテ)竣工する。 1934(昭和9)年、十勝岳を含む一帯が大雪山国立公園の指定を受ける。1月村費で「勝岳荘」建築される。2つのヒュッテは役場で管理した。 1943(昭和18)年、捕虜収容所として軍に接収されるまで、駅逓と温泉の営業は続けられたそうだ。終戦まで建物は軍用施設に転用される。 1959(昭和34)年、2月勝岳荘が焼失しするが翌年建て直される。 1972(昭和47)年、9月勝岳橋の掛け替え工事完成、十勝岳・白金両温泉を結ぶ道路(現・道道966号十勝岳温泉美瑛線)全通する。 1978(昭和53)年、8月白銀荘と勝岳荘を隣接合築し改築完成する。 1988(昭和63)年、12月16日十勝岳が26年ぶりに噴火。12月24日十勝岳再噴火で、日新、等分、日の出の各地域に避難命令が発令される。 1991(平成3)年、8月泉温上昇し、吹上温泉地区に、吹上憩いの広場・吹上露天の湯を整備。 1997(平成9)年、新しい施設である吹上温泉保養センター白銀荘がオープンした。 大雪山国立公園とは、北海道中央部にある日本最大の国立公園で、1934(昭和9)年12月4日指定された。 旭岳、北鎮岳、白雲岳、黒岳などの大雪山系や、十勝岳、トムラウシ山、石狩岳など2000m級の山々が連なる山岳公園。 総面積は22万haにおよび、南北63km、東西59kmと日本一の面積を誇る国立公園である。 1977(昭和52)年、3月15日特別天然記念物の指定を受けた。 道道966号十勝岳温泉美瑛線とは、空知郡上富良野町と上川郡美瑛町を結ぶ一般道道で、総距離は32.9km 大きな地図で見る |