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鴻上覚一翁像

住所 上川郡美瑛町白金温泉

びえい白金観光組合

美瑛とはアイヌ語の「ピイェ」より転訛したもので「油ぎった川、濁った川」という意味。
どの土地を掘っても濁り水が出たことに由来するそうで、開拓者が「ビエイ」と訛って呼んでいたものに「美しく、明朗で王者の如し」という意味の「美瑛」の漢字があてられた。
 1904(明治37)年、丸谷温泉がこの頃発見され、盛業時には第1〜第3までの温泉があり、年間500人ほどの湯治客が訪れる温泉施設だった。
当時は、火口付近に硫黄鉱山もあり大変賑わったそうだ。
その後も十勝岳は活動を続け、その影響で1913(大正2)年、丸谷温泉の温度上昇、湧出量増加する。
1926(大正15)年、5月24日の十勝岳大爆発で、施設の新築を行っていた丸谷温泉(望岳台付近)や畠山温泉(現・白金温泉地区)・翁温泉(現・ヒュッテバーデンかみふらの付近)は泥流に呑まれ消失、その泥流は川伝いに市街地まで流れ出し、死者及び行方不明者144人、負傷者約200人、建物被害372棟、家畜被害68頭、山林耕地の被害となった。
噴火によって発生した泥流は、火口から北西2.4kmにあった鉱山事務所を襲い、さらに美瑛川と富良野川に分かれて流下、25分後には火口から25kmの上富良野原野に達し、上富良野・美瑛の2村が埋没する大惨事となった。
 それから時が経ち、1950(昭和25)年、8月8日当時町長であった鴻上覚一氏が源泉開発を試みて、苦難の末400mの地底より、48℃の無色の温泉を噴出させた。
この時の感激を「この湯は地底から沸いたプラチナ(白金)ともいうべき尊いもの・・・」と述べたことをなぞらえてこの地を「しろがね」と命名。
現在の源泉温度は、約55℃ほどあるそうだ。
碑は白金観光センター案内所の前庭に建っている。


白金温泉の泉質は、マグネシウム・カルシウム系の硫酸塩泉・含鉄泉・芒硝泉。
適応症 神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、うちみ、くじき、慢性消化器病、痔疾、冷え性、病後回復期、疲労回復、健康増進、きりきず、やけど、慢性皮膚病、虚弱児童、慢性婦人病、動脈硬化症。

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