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北海道海鳥センター

住所 苫前郡羽幌町北6条1丁目
TEL 0164-69-2080
開館時間 4月〜10月は9時〜17時・11月〜3月9時〜16時
入館料 無料
休館日 月曜・祝日(祝日の場合翌日となる)・12月31日〜翌年1月5日

北海道海鳥センター

羽幌町観光協会

苫前の由来はアイヌ語の「トマオマイ」(エゾエンゴサク・ある・もの(場所))から。
羽幌の由来は、アイヌ語の「ハホロペツ」(流出広大の川)または「ハボロベツ」(広大な川の流域)から。
国道232号の、羽幌川そばに道の駅「ほっとはぼろ」看板があるので側道に入り6条通り方向へ約450mほど右手に駐車場がある。

道の駅「ほっとはぼろ」の裏にある、日本に初めてできた海鳥に関する博物館的な施設である。
環境省が希少野生動植物の保護を目的として設置する野生生物保護センターの1つで、主にウミガラスやエトピリカ等の海鳥に関する保護増殖活動や調査・研究、普及啓発活動を行っている。


羽幌町に属する天売島は、ウミガラス(オロロン鳥)を含む8種の海鳥の生息地として有名である。
海鳥の実物大の模型、海鳥の生態をパネルやぬいぐるみで紹介。断崖絶壁にある海鳥繁殖地のジオラマはなかなかの迫力で、ひなを育てている様子を、模型と音響、照明の演出により観察できるようになっている。天売島立体模型、ウミガラスケイマフリウトウの生息状況、天売島で繁殖する海鳥の卵をほぼ実物大・実物の重さで展示。
生息場所、繁殖地等がパネルで紹介されており、オロロン鳥(ウミガラス)については詳しく説明されている。天売島に行く前にここで海鳥の勉強をしていくと、2倍楽しめること間違いなし。
ウミガラスの日本分布域と生息数は限りなく減少しているのが実態。
1938(昭和13)年、天売島に4万羽以上のウミガラスがいた当時は、北海道東部のユルリ島、北海道南部の松前小島でも繁殖していたが、現在の日本では天売島だけで繁殖していて、その生息数は見るも無残なものだ。
2001(平成13)年、21羽が観察された。
2002(平成14)年、13羽(繁殖数5つがい)が観察された。
2003(平成15)年、17-20羽(繁殖数3つがい)が観察された。
2004(平成16)年、20羽だけ飛来し、繁殖数は0羽。
2005(平成17)年、2年連続で繁殖数が0羽となった。
2010(平成22)年、繁殖は確認されなかったが、つがいと抱卵は確認されている。飛来数は18羽。
2011(平成23)年からは毎年繁殖と巣立ちが確認されるようになっていて着実に飛来数も増え、一定の効果が認められている。。
ごく近い将来に絶滅の危険性が極めて高い種であるのは間違いないのだが、環境省では2009(平成21)年から赤岩対崖の繁殖地にて、音声装置やデコイ(オロロン鳥の模型)の設置などを実施。2011(平成23)年からは捕食者対策を実施するなどウミガラスの保護増殖事業に取り組んでいる。ちなみに天売島の繁殖地は赤岩対岸以外に7ヶ所ほどあったようだが、現在は赤岩対崖の繁殖地のみとなっているようである。

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